インタビュー

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歯を長持ちさせるためには、治療するタイミングも大切です。

同じように被せ物・詰め物を入れたり親知らずを抜歯したりしても、早い段階で処置をすれば、歯を長持ちさせることや、周りの歯への悪影響を抑えることにつながります。ぜひ、痛みなどの自覚症状がないうちから受診し、治療しましょう。

患者さまと治療についてお話しするとき、大切にしていることは何ですか?

患者さまは、さまざまな目的で当院にいらっしゃいます。痛いところを何とかしてほしい方もいらっしゃれば、再発を防ぎたい方、根本から徹底的に治療してほしい方もいらっしゃることでしょう。
スムーズな治療をするため、当院ではその方が治療に求めていらっしゃるものをくみ取りつつ、人間関係を構築していきます。お互いに納得して治療を終えられるよう、治療のゴールについて認識を合わせることを大切にしています。

歯科治療が怖い、痛いのが苦手な患者さまのために、気をつけていることはありますか?

これまでの診療してきた中で、麻酔が痛そうだと怖がってしまう方が大勢いらっしゃいました。そこで当院では、治療時の痛みを軽減するために表面麻酔と電動麻酔器を使用しています。そのため、昔の印象よりはだいぶ少ない痛みで治療を受けていただけるのではないかと思います。患者さまからも「昔とは違うな」「もう麻酔をしたの?」といった言葉をいただいています。
ただ、そうは言っても、やはり怖いという方もいらっしゃることでしょう。当院では治療の必要性などをしっかりとお話しし、患者さまのお気持ちの準備ができてから治療を始めます。今の治療が10年先への投資だと考えていただけたら幸いです。

衛生管理について、気をつけられていることがあれば教えて下さい。

高圧蒸気滅菌器にかけられる器具は、すべて滅菌しています。器具は滅菌パックで保管しますので、空気中のほこりなどが付着することはありません。また高温に弱い器具などは、使い捨てにできるものはなるべく使い捨てにすることで清潔な状況を保っています。

虫歯治療をされたあとには、詰め物・被せ物を製作する工程に移るかと思いますが、こだわりのポイントについて教えて下さい。

詰め物・被せ物は当院が得意とするところですので、患者さまに長持ちするものを提供できるよう、こだわりを持って取り組んでいます。
例えば、型取りの前に糸で歯茎を押さえる歯肉圧排は、ほとんどのケースで実施しています。歯と詰め物・被せ物との間に段差ができにくいのがメリットで、手間はかかりますが10年後に違いが出てくるので手を抜くことはできません。
また、主に自由診療の場合ですが、型取りの材料として、一般的なものより緻密な情報が得られるシリコンを使うこともあります。

最後に、歯科医院へ来院することはとても勇気のいることだと思いますが、治療をした歯を守っていくために、患者さまに知ってほしいポイントはどこになりますか?

生まれ持った歯を守るために、痛みや腫れといった症状がなくても、早め早めに検診にお越しください。虫歯になっている歯があればお知らせし、きちんと治療計画を立て、歯を守るサポートをさせていただきます。
残念ながら、歯科の治療はマイナスの治療ですので、削った箇所は元通りにはなりません。患部は被せ物などで補うことになりますが、あくまでも人工物です。同じ材料を使っても、歯の残った部分が多い方が長持ちしやすいという傾向もあります。
ご年配の患者さまから「10年前に相談しておけば良かった」と伺うたび、早期治療の重要性を痛感します。治療した歯や周囲の歯を守るため、自覚症状が出ないうちに、また当院へ来ていただけたらと思います。